Brillia Art
BAG-Brillia Art Gallery-

Exhibition

みんなでつくる未来の公園
ヘラルボニーと宮沢賢治
BAG+1、BAG+2
2025年2月21日(金)~3月20日(木)

Overview開催趣旨

「異彩を、放て。」──2018年に創業したヘラルボニーは、双子の兄弟 松田文登・崇弥の「自閉症の兄へ向けられる冷たい視線を変えたい」という思いからはじまりました。「障害」という言葉の中に押し込められた、一人ひとりの個性……「異彩」を解き放ち、先入観や常識というボーダーを超え、「100年先の⽂化をつくる」挑戦のはじまりです。
2人がヘラルボニーを立ち上げようとした時、宮沢賢治の研究者である伯父・牛崎敏哉氏から『虔十公園林』を紹介されました。「価値を決めつけないこと」「信念を曲げず貫くこと」など、この作品を通して宮沢賢治が残したメッセージには、ヘラルボニーが目指す世界と重なる部分があります。今回『虔十公園林』を展示のテーマに据えることで、みなさまとともに新たな価値を考える機会を創出したいと思っています。
宮沢賢治が繰り返し問いかけた「ほんとうのさいわい」──この問いを考え続け、ヘラルボニーは『虔十公園林』のように、100年先の未来に残る価値をつくることを目指しています。

<+2>ギャラリー

展覧会の入口となる「+2」では、宮沢賢治の物語「虔十公園林」を読んだ時に得られる問いを来場者と共有し、ヘラルボニーの歩みと共に展示します。

<+1>ギャラリー

「虔十公園林」の主人公虔十の思いを、ヘラルボニーを通して再解釈し、誰もが共に楽しめる100年後の虔十林公園をみんなで作る(描く)というコンセプトを表現した展示空間とします。
「森の道-青い森」 田﨑 飛鳥
「森の道-赤い森」 田﨑 飛鳥
「森の道-赤い森2」 田﨑 飛鳥

Artist参加作家紹介

田﨑 飛鳥岩手県/個人

陸前高田市在住。彼には生まれながらにして、脳性麻痺と知的障害がある。幼いころから絵本や画集に興味を持ち、彫金作家の父、實さんの勧めで絵を描き始めるとその才能は伸びていき、アート展では賞を受賞するまでに。東日本大震災の津波により、自宅、今まで描いてきた約200点の絵、親しんできた豊かな自然とそこに住む人々…かけがえのない大切なものを一瞬で失い、あまりの衝撃と悲しみから、ショックで一度筆を置いてしまったが、父からの言葉で再び筆を取り、今まで多くの観る人の心を動かしてきた。

内山.K三重県/希望の園

100種類以上の0.5ミリペンで描かれる「〇〇の地図」シリーズは、ラメペンで描き込まれた箇所がキラキラと輝き、秘密の宝地図のようでもある。作品に下書きは存在せず、まるで細胞が増殖するように生き物や数字、時には鬼をもモチーフとして数珠繋ぎで描いていく。そのあまりの緻密さに思わずため息が漏れてしまう。普段は人見知りで寡黙な彼だが、作品紹介を振られると普段の姿からは信じられないほど流暢に語る一面があり、それがなんとも愛らしい。

輪島 貫太石川県/金沢アート工房

石川県金沢市生まれ。2歳のころ、動物に興味を持ったことをきっかけに、絵を描くようになる。 成長とともに落語、おもちゃ、アニメ、みんなのうた、トリビアなど、その時々で興味あるものを集合させて描くのが好き。絵の中に登場するキャラクターとしては、本人と妹の他にオリジナルのキャラクターを描き込むことが多い。将来の夢は、自分の絵やキャラクターたちを使ったアニメーションを作ること。アニメのキャスティングやシナリオを考えながら日々創作活動に励んでいる。

小林 覚岩手県/るんびにい美術館

養護学校の中等部に在学中、あらゆる文字を独自のルールで変形させて書くようになる。はじめは周囲も困惑し、直そうと苦心したが、やがて複数の教諭らがその文字を彼の独創的な「造形表現」として捉え、積極的に制作を支えたことで、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。

高橋 南岩手県/るんびにい美術館

クーピーペンシルやクレヨンを塗り重ねることで作り上げられた作品は、一見すると、素早い鉛筆の動きを要する激しい制作態度を連想させる。しかし実は、彼女の制作は非常にゆっくりと穏やかである。彼女の描き出すひとつひとつの色は、お互いに混じり合うことなく、それぞれにその美しさを主張しながら画面の上に現れ、激しさと静けさが不思議に同居しており、心を惹きつけられずにはいられない。

佐々木 早苗岩手県/るんびにい美術館

絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。現在彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。

Eventイベント

『みんなで彩る、公園の景色』<br>
作家・田﨑飛鳥とつくる創作アートワークショップ BAG内展示スペース「+1」の壁面にかける作品を皆で創作します。

ワークショップ】
みんなで彩る、公園の景色』
作家・田﨑飛鳥とつくる創作アートワークショップ
BAG内展示スペース「+1」の壁面にかける作品を皆で創作します。


開催日時:
2月22日(土)、2月23日(日)

※終了いたしました。

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椿鬼奴さんと語る!宮沢賢治の考える「ほんとうのさいわい」とは?

トークイベント】
椿鬼奴さんと語る!
宮沢賢治の考える「ほんとうのさいわい」とは?


開催日時:
3月7日(金)18:00〜20:00

※イベント日に限り15:30にて閉館します。
 元々17:00での閉館を予定しておりましたが
 諸般の事情により閉館の時間を早めさせていただきます。
 何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。

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社会の当たり前を問い直す 宮沢賢治と一緒に考える、これからのビジネスの哲学

ワークショップ】
社会の当たり前を問い直す
宮沢賢治と一緒に考える、これからのビジネスの哲学


開催日時:
3月14日(金)19:00〜21:00

※イベント日に限り17:30にて閉館します。
 元々18:00での閉館を予定しておりましたが
 諸般の事情により閉館の時間を早めさせていただきます。
 何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。

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※作家の体調不良等不測の事態が発生した場合にはイベントを中止する場合がございます。あらかじめご了承ください。
※車椅子をご利用のお客様もご来場いただけます。文字起こしアプリや筆談ボードもご用意しています。
※イベントは予定であり、今後変更の可能性があります。

Outline開催概要

展覧会名
みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治
会期
2025年2月21日(金)~3月20日(木)
開館時間
11:00~19:00 (休館日:月曜日)
※2月24日(月・祝)は開館、翌25日(火)休館
会場
BAG-Brillia Art Gallery- 〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル
主催
東京建物株式会社
企画
株式会社ヘラルボニー
企画監修
公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団
宮沢賢治に関する監修
牛崎 敏哉(宮沢賢治記念館学芸員)
展示施工
NUMBERZET株式会社
協力
大橋 和夫(木版画作家)
運営
株式会社クオラス
料金
無料

アクセシビリティについて
車椅子をご利用のお客様にもゆったりとお買い物をお楽しみいただけます。文字起こしアプリや筆談ボードもご用意しています。
補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)も入場いただけます。
会場内にはお手洗いはございませんのであらかじめご了承ください。以下の周辺施設にはユニバーサルトイレを含むトイレがありますので、参考にしてください。(東京スクエアガーデン等)

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