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Brillia Art Award

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No.01 
Brillia Art Award 2018作品・アーティスト紹介

Brillia Art Award 2018 大賞
TITLE:
What?
CONCEPT:
「何だろう?」と何かを見つめている姿を見るという作品です。街で気になるアート作品に出会ったときに、これは何だろうと近づいてみます。そしてスマートフォンで写真を撮る光景を目にします。美術館やギャラリーに訪れてアート作品と対面する際は心構えがありますが、街中で出会うアートは不意打ちであり突然の出会いです。まずは気になる作品に近づいて立ち止まって見てみるということが、作品と鑑賞者を繋ぐ第一歩であり、最初の窓口だと考えるシンプルなコンセプトに基づいた作品です。
Brillia Art Award 2018大賞
審査員より:選出の理由

今回、初めての「Brillia Art Award」として多くの方にご応募いただき、審査により4名の作家を選出いたしましたが、1年を通してどの作品もコンセプト、素材、アプローチが異なり、毎回見ごたえのある作品になっておりました。

その中でも最初に展示した塩見真由さんの「What?」は、道行く人たちに大きなインパクトを与えました。突然日常の中に飛び込んできた空間いっぱいの大きな犬は、作者の意図した通り、見る人の「なんだろう?」という好奇心や不意打ちの驚きを喚起しました。視覚と脳を刺激することで生活に新鮮な感覚を与えるという、アートが持つ強い力を改めて証明していました。

ARTIST PROFILE

塩見 真由 / Mayu Shiomi
2011年
東京造形大学造形学部美術学科彫刻科卒業
2016年
愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻彫刻領域修了
【受賞】
2013年
審査員特別賞/TAGBOAT ART FES 2013/東京都産業貿易センター浜松町館(東京) イセ・カルチュラルファンデーション賞/ISE NY Art Search 2013/ISE Cultural Foundation(New York) 2016年 審査員特別賞/Independent TAGBOAT ART FES/浅草橋ヒューリックホール(東京)
【個展】
2017年
Fresh2017 塩見真由展/伊勢現代美術館(三重)
【グループ展等】
 
六甲ミーツ・アート芸術散歩2017/六甲山頂駅(兵庫) 他多数

「犬」をモチーフにしたダイナミックな作品で、ギャラリーに搬入する際、入り口ギリギリの巨大さにヒヤヒヤ。大人4人がかりで最新の注意を払い、無事に展示することができました。迫力がありながらも、実は犬のぬいぐるみをモチーフにした愛らしい作品です。コンセプトの「What?」と相まって、設置中もたくさんの方が興味深く足を止めてくださいました。

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:ギャラリーの空間と、以前からあたためていた作品のアイデアがぴったりはまりそうだなと思ったのが応募のきっかけです。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:スタイリッシュな建物と、手跡を感じるアナログな造形とのギャップを軸に考えました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:何かを見つめる姿を見つめてみる、作品が鑑賞者の鏡となり、記憶や今を見つめるきっかけとなればという想いを込めています。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:多くの人が通ること、昼間は光がたっぷり入り、夜はライトアップされる、さまざまな魅力的な要素があるギャラリーに展示していただいたことにより、改めて造形と空間の妙を感じました。どうもありがとうございました。
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