ARTIST VOICE
Q:応募のきっかけは?
A:なんといっても展示するギャラリーが魅力的でした。一般的なアートギャラリーのような非日常な場でもなく、街の一部でありながら、完全にパブリックな場所でもない。いい意味で「浮いている」場所に、展示してみたいと思いました。
Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:東京都心部のこの特殊な場所で、どういう作品を展示するべきなのか、自分が作りたい作品というよりも、場所の力に突き動かされ、制作を進めてきました。
Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:わたしの作品は「不の条件付け」です。鳥や飛行機が、空気抵抗という、飛ぶことに対して不利であるような力を逆に利用するように、鑑賞者が不の力で見えなかったのものを見る、気づかなかったことを意識する、そのための手がかりになればと思っています。
Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:「浮遊している場所」に向けての制作は、完成像がイメージしにくく大変なこともありましたが、展示したらどうなるんだろうと未知の展開にワクワクしながら作りました。