ARTIST VOICE
Q:応募のきっかけは?
A:場所によって創り出すものもその見え方なども含めて変わります。自分にとって新しい場所で新しい作品を創るためです。
Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:ふだん描いているドローイングをどのように違う視点を持てるか?そういった自分にとっての問題から発想しました。
Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:ふだん描いているドローイングに違う視点を与えるために自分の描いたドローイングを立体化させて、「やわらかさ」「建築」「東京」を柱にして展示空間を一つの抽象画にしたいと思い創りました。
Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:展示をしながら改めてさまざまな人が通る場所だと思いました。そこを通る人たちもそれぞれ自分にとっての東京を持っているのだと思います。東京を舞台にした映画でもすぐに東京だと分かるランドマークを映すよりも東京のどこなのかがわからないカットが続くほうが画として緊張感が生まれ未知の記憶を刺激されます。衛星写真のように抽象的な東京を見下ろしながら程よい緊張感の中でやわらかい建築を建造できて嬉しく思います。