ARTIST VOICE
Q:応募のきっかけは?
A:多くの方が往来する公共の場所で、昼夜問わず鑑賞して頂ける展示環境にとても魅かれ、応募したいと思いました。
Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:『住まい』というキーワードを出発点に、私達の住まう場所、とても広義な意味で私達が存在している場所とは、それはどんなかたちをしていてどんな存在だろう?と想像を膨らませていきました。
Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:タイトル中の『かえる』は、●帰る...自分の愛着のある場所に戻ること ●還る...根源的な状態にもどること ●孵る...卵が割れて孵化するといった様々な意味が込められた言葉だと思います。人々自身の境遇や心情、記憶などを投影し、ストーリーを想像したり考えたりして楽しんで頂きたいという想いを込めて制作しました。
Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:スタイリッシュな建物の質感、素材である衣類と生き物達の有機的な質感は一見ミスマッチのようで、でもどこか不思議な調和を感じさせる景観をつくりだすことが出来たのではと感じています。それから、昼と夜、雨の日や晴れの日などで作品のみえ方や感じ方も変化し、それもまたこの空間自体のもつ面白さだと思いました。